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文鳥が幻聴になった

昨夜、尿意をもよおして目が覚めた。
時計の針は午前二時であった。

用を済ませて床に戻ってうつらうつらしていると、かすかに鳥の鳴き声が聞こえてくるではないか。

だが鳥が夜に活動するはずはないし...
しかし、チッチッと雀のさえずりのような、ヒナ鳥が餌を求めるようなチヨチヨといったような確かに鳥の声である。

まさか老人性なんとか症の前兆だろうか?
それとも岩本公水の「文鳥」を毎日まいにち聞き過ぎたから、バードコールのチヨチヨチヨが脳裏に焼きついて、ついに幻聴になったのだろうか?

文鳥が幻聴...うまい語呂合わせだと感心している場合ではない。

これは夢ではない、確かな現実である。
気になる・・・でも、どこかおかしい。
休み無く同じテンポで続くのである
本物の鳥なら、たまには間が空いたり鳴き声が変わるはずである。
と思った時、空気清浄機のことを思い出した。

そうなんです。
原因は、部屋の空気清浄機でした。
電源を切ったら、見事に鳴き声は止まりました。

ご説明します。
部屋で使っている空気清浄機はフアンを使っていない電子式だから基本的に無音に近い稼動音なのだが、荷電された電極に埃が付着してくると、高電圧が印加されているため空気放電して音がするのである。
その音は、これまでだとチリチリとかジーッという音であったけれど、何故か今夜は鳥の声に聞こえたのであった。

そして、今朝聞いてみても、鳥の声には聞こえない。

やはり、文鳥の幻聴だったのだろうか?

 

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